個人民事再生とは

住宅ローン特則とは

個人民事再生を利用するにあたって最も特徴的な規則の一つとして、住宅ローン特則という制度があります。この住宅ローン特則とは、返済すべき借金の中から住宅ローンは除外してくれるというものになっております。

ただし、住宅ローンが免除されるわけではなくて、住宅ローンの支払いを引き延ばしてくれて、住宅を維持しながら借金を返済するという救済措置の意味があります。この住宅ローン特則を利用するためには二つの条件があります。まず第一に住んでいる住宅に対して、住宅ローンを担保するための抵当権が設定されていることが必要になってきます。

この場合の住宅とは、床面積の二分の一以上が住宅部分になっている建物のことをいい、抵当権には、住宅ローンを申し込んでいる金融機関の抵当権だけではなく、住宅ローンの保証会社がつけている抵当権もこの場合には該当します。第二の条件として、その住宅に一つ目の条件である抵当権以外の担保権がついていないことが必要になってきます。

この上記2つの要件が当てはまっている場合に住宅ローン特則が利用できます。具体的にどのように住宅ローンが引き延ばされるかというと、4つの方法での救済処置があります。

ひとつは期限の利益回復型といわれるもの、第二は期限延長型といわれるもの、第三は元本猶予型といわれるもの、第四は住宅ローン債権者同意型といわれるものがあります。このような住宅ローン特則の4つの条項は、小規模個人民事再生でも、給与所得者再生でも利用することができる制度となっています。