破産申請を行う前に確認すること

自己破産した後

破産申請をしようとしている人にとって、自己破産した後自分がどのような状況になるのかもしっかりと把握しておく必要があります。自己破産をした場合にどのような状況になるかですが、まず第一に、自己破産を申請したからといって借金がそのまま全てなくなるわけではありません。

自己破産申請後、免責の申し立てが受理されない限りは自分の借金はなくなりません。この免責の申し立てとは、借金をしたことに対して免責が認められなかった場合には、自己破産をしても借金の返済義務は残ってしまいます。

この免責の申し立てとは、借金の理由がギャンブルや浪費であった場合や、違法な行為があった場合には認められないため、この免責に関する部分を自己破産を申請する前に確認しておく必要がでてきます。

それ以外に自己破産をして免責が認められ、借金が全て無くなってしまった後でも自分が今後どのような社会的状態になるかを知っておく必要があります。自己破産をしたからといって会社をクビになったり、選挙権がなくなったり、財産を全てとられてしまうといった不当な扱いを受けることはありませんが、以下のことはできなくなります。

まず、借金整理にあたり、差し押さえ禁止動産以外の財産は整理されることになります。差し押さえ禁止動産とは、生活に必要な最低限の財産で、洗濯機や冷蔵庫、電子レンジ、29インチ以下のテレビ、掃除機、エアコン、箪笥、調理用具、食卓などで、合計で99万円以下の財産になります。

裏を返せば、生活に必要な最小限の財産以外は借金整理のためにおさえられてしまうことになります。また、今後数年間は新たに全ての借金を行うことができなくなってしまいます。これにはカードローンやキャッシングなど小額なものもふくまれてしまいますので、こういった自己破産後に置かれる自分の状況もしっかりと理解しておく必要があります。